小林麻央さん、標準治療を受け入れず… 命を奪った忌わしき「民間療法」

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■小林麻央さんの命を奪った忌わしき「民間療法」(上)

 乳がんとの2年8カ月の闘いの末、天に召された小林麻央さん(享年34)。病院での再検査を急ぎ、標準治療を受け入れ、命を奪うことになる忌わしき「民間療法」を拒絶すべきだったのだが……。

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 去る6月23日、市川海老蔵(39)が自身の舞台公演の合間に、しかも予定時間を大幅に超える20分を掛けて訴えたかったのは、幸福とは何かということだった。例えば、麻央さんがよく話していた言葉について問われ、時に震える声でこう答えている。

〈自分よりも相手のことを心配する優しさ。(中略)どこまでも自分よりも相手のことを思う気持ち。これがね。一番多かったですね〉

 会見では出てくることはなかったが、心のうちに去来し、響いていたフレーズがあったはずだ。

 あの過ちを消すことができるなら。あの日に引き返すことができたならば……。

 事実、麻央さんが昨年9月に始めたブログには、こんな記述もあった。

〈あのとき、/もっと自分の身体を大切にすればよかった/あのとき、/もうひとつ病院に行けばよかった/あのとき、/信じなければよかった〉(9月4日)

 ならば、彼女の病歴を振り返っておかねばなるまい。

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