「妻のおせっかい」「夫の冷たさ」ががん患者を悩ませる

社会 2016年2月18日掲載

 がんになった人にとって、がんよりも悩ましいものがあるという。

 それは、人間関係。

 本来ならともに病気に立ち向かうはずの家族や親戚、知り合いとの関係に思い悩む患者が急増しているのだ。

 がんにまつわるあらゆる相談にこたえる「がん哲学外来」の担当医で、順天堂大学医学部教授の樋野興夫氏は次のように分析する。

「順天堂医院(順天堂大学病院)にがん哲学外来が発足した2008年には、患者の悩みはがんの不安、職場での人間関係、家庭内での人間関係がちょうど三分の一ずつでした。

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