ポール・スミスの“日本びいき”にファン困惑「水族館のお土産みたい」 過去にはグッチも

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 夏至も過ぎ、いよいよ夏本番が近づいている。今年は酷暑になるとの予想に、今からげんなりという方も多いだろう。
 そんな中、ファッション界は既に2018年春夏コレクションがお目見え。フランスで25日に開催された英・ブランドの「Paul Smith」のコレクションが「斬新すぎる!」と話題になっている。

 ポールスミスと言えば、ポップなカラーや柄が特徴のブランドだが、2018年春夏コレクションのテーマは、「Japanese fish packaging graphic」。つまり日本の魚のパッケージが、デザインの基調となっているのだ。

 ショーには、「マグロ」「鮪」「鯖」「ポール・スミス」「マグロ」「内容量」など、まさに魚のパッケージに書かれていそうな日本語がデザインされた、ネクタイやベルト、ポシェット、デッキシューズなどが登場。日本語を知らない海外の方ならともかく、日本人が着こなすには、余りにも難易度の高い代物に、SNSでは「水族館か道の駅のお土産っぽいぞ」「ポールスミスはどうしちゃったんだろう」という意見が。

 しかし、日本語が海外ブランドのデザインに取り入れられることは珍しいことではない。例えば、高級ブランドのGUCCIは今年、「オウル&グッチ プリント ペーパーファン」という団扇を発売。お値段は28080円(税込)と、団扇にしてはかなりお高めだが、驚くのはそのデザイン。カタカナででかでかと「グッチ」と書かれているのだ。また、少し前だが、2014年にはadidas Originalsが、カタカナで「アディダスオリジナルス」と大胆にグラフィックをあしらった「タイポ モノグラム」コレクションを発表し、話題を呼んだ。

 昔から、外国人の「漢字好き」は知られていたが、近年は漢字だけでなくカタカナもブームのよう。今はまだ、なんとなく気恥ずかしい日本語モチーフのファッションだが、当たり前になる日がそこまで来ているのかもしれない。

デイリー新潮編集部

2017年6月26日掲載

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