小林麻央さん死去 海老蔵「私を変えた女性だった」

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 6月23日、歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが記者会見し、妻で闘病を続けていたフリーアナウンサーの小林麻央さんが22日に天国に旅立ったことを伝えた。

会見内で海老蔵さんは、昨晩、麻央さんが息を引き取る瞬間を看取ったことを明かし「不思議なんですけど、愛していると言って彼女がその一言を言って、ほんとうにそれでそのまま、旅立ちました」と涙ながらに語った。

 記者からの、「どんな麻央さんの表情を思い出すか?」という質問に対しては、「全部ですね。はじめてあったとき、の、彼女。から、今の、今日の朝まで、全部。全部」と、想い出を噛みしめるように言葉を発し、「どんな奥さんでしたか?」という質問には「わかりません…。どんな奥さん…僕を変えた奥さんなんじゃないですか」と話した。

 また2010年1月29日に、婚約発表会で麻央さんが嬉しかったと明かした「来世も、再来世も一緒にいよう」という海老蔵さんのプロポーズの台詞。この台詞についても、麻央さんと話をしたことを明かし、「来世も再来世も。そのつもりです」と力強く語ったあと、「ですがまあ、僕が愛想尽かされないようにがんばらないと」と海老蔵さんは少し笑顔を見せた。

 麻央さんは、昨年6月9日に海老蔵さんが会見を開き、1年8ヶ月前に乳がんを患い闘病中であること公表。9月1日には小林麻央のオフィシャルブログ「KOKORO.」を開設し、「なりたい自分になる」というタイトルでブログを初投稿した。「私は力強く人生を歩んだ女性でありたいから子供たちにとって強い母でありたいからブログという手段で陰に隠れているそんな自分とお別れしようと決めました」と決意を綴り、ほぼ毎日のようにブログを更新。病と闘う麻央さんの姿は、麻央さんのファンや同じ病気で苦しむ人たちの支えとなっていた。最後の更新となった6月20日のブログでは、絞ったオレンジジュースの美味しさを伝え、「皆様にも、今日 笑顔になれることがありますように」と締めくくった。

 海老蔵さんが会見で麻央さんのことを「笑顔と勇気と愛情、決してぶれない自分。どんな状況でも相手のことを思いやる気持ち。愛ですよね、そういった力が、最後までぶれなかった」と語った通り、麻央さんは多くの人に様々な希望を与えてくれた。心からのご冥福をお祈りします。

デイリー新潮編集部

2017年6月23日掲載

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