「『イチボは?』と聞かれたら、お尻をツンツンできますから」の「ちょいワルジジ」が大炎上

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セクハラまがいの「ちょいワルジジ」テクを明かして大不評

 6月10日『NEWSポストセブン』に「『ちょいワルジジ』になるには美術館へ行き、牛肉の部位をしれ」という記事が掲載され、炎上している。

 内容は「ちょいワルオヤジ」というキャッチコピーで有名な男性ファッション誌「LEON」の元編集長・岸田一郎氏が、今度は「ちょいワルジジ」をコンセプトにした雑誌「GG」を6月24日に創刊するというものなのだが、その内容が「ひどすぎる」と大不評となっている。

 岸田氏は「女性を誘うなら、自分の趣味や知識を活かせる場所を選ぶのが賢い『ちょいワルジジ』の策です」と持論を展開。そして、美術館と飲食店での立ち居振る舞いを指南している。まず美術館では「そのときに公開されている作品や画家に関する蘊蓄を頭に叩き込んでおくこと」とアドバイス、そして「熱心に鑑賞している女性がいたら、さりげなく『この画家は長い不遇時代があったんですよ』などと、ガイドのように次々と知識を披露する。そんな『アートジジ』になりきれば、自然と会話が生まれます。美術館には“おじさん”好きな知的女子や不思議ちゃん系女子が訪れていることが多いので、特に狙い目です」とナンパテクを披露。さらに、美術鑑賞後は自然な流れで、周辺の“ツウ好み”の飲食店に誘い込むことをすすめ、「牛肉の部位を覚えておくのもかなり効果的。たとえば一緒に焼き肉を食べに行ったとき『ミスジってどこ?』と聞かれたら、『キミだったらこの辺かな』と肩の後ろあたりをツンツン。『イチボは?』と聞かれたらしめたもの。お尻をツンツンできますから」とセクハラまがいの「ちょいワルジジ」テクを明かした。

 だがこの「ちょいワルジジ」テクに、ネットが「ありえない!」と騒然。「好きな作品を前にして自分の心の中に築き上げた世界観を満喫している最中に、見ず知らずの人間から生半可な知識で話しかけられたら年齢性別問わず殺意しか湧かないでしょ」「美術館に一人で来てる女を何だと思ってるんだ。しかも知識を叩き込んでナンパのタネにしろとか害悪以外の何者でもない。ただ単に作品を観たくて観に来てる人達にも失礼だ」との声が。漫画原作者の小池一夫氏も自身のTwitterで「『ちょいワルジジ』の記事、同じジジイの僕からしても気持ち悪さしかない。美術館で女性を狙えとか、焼肉屋で女性へのボディタッチの仕方とか。あっ、こういうジジイは嫌われますよ!という反面教師にはなるかも。ジジイになってまでライフスタイルを他人に教えてもらわンといかンのか」とコメント。

 「ちょいワルジジ」が、ただの「ワルジジ」に成り下がらないように、発言と行動には気をつけていただきたいものだ。

デイリー新潮編集部

2017年6月12日掲載

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