ピコ太郎と踊る小池百合子… “LEDキャンペーン”の目論み

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 小池百合子都知事と、あのピコ太郎が「PPAP」の替え歌に合わせて腰をくねらせ踊っている!

 5月26日から東京都が配信を始めたPR動画である。

 PRと言っても、東京五輪や豊洲のお話ではない。

「家庭におけるLED省エネムーブメント促進事業」と命名された小池知事肝煎りプロジェクトなのだ。

〈都民の自宅で使用中の白熱電球2個以上とLED電球1個を7月10日より無料で交換する〉(都環境局)というのが、その趣旨である。

 都職員が解説する。

「去年から検討していたプロジェクトです。今年になって、知事のLEDムーブメントへの熱意もあり実現の運びになりました」

 たしかにLEDへの移行は世の趨勢だが、いまさら行政が旗振りする喫緊の課題でもあるまい。

「都の調査では、40%の都民がLED未体験者というデータが出ています。遅いという批判は当たらないでしょう」(同)

 なんでもその効用は、

「60ワットの白熱電球をLED電球に交換し、年間2000時間使用すると、電気料金を約23億4000万円、二酸化炭素排出量を約4・4万トン減らすことが可能です」(同)

 交換場所は、家電量販店はNGで、都内800の家電販売店に限られるという。

 この知事の気配り、目配り、そしてこのタイミング、見えてくるのは7月2日投開票の都議選である。

 都のベテラン職員は、

「事業費は18億円と高額。それに発表時期から周知期間が、都議選と重なります。税金を票に換えるのか、という批判が出てもおかしくはありません」

 ある家電量販店のマネージャーはこうボヤく。

「なぜ、街場の電気店だけに限られるのか。都の指定した『省エネマイスター』の資格がある、というのが表向きの理由ですが、選挙前の中小企業対策キャンペーンにも思えます」

 情けは人の為ならず。嫌~な感じではありませんか。

 こう言っちゃなんですが、ピコ様はすでに“賞味期限切れ”とも囁かれておりますよ、はい。

週刊新潮 2017年6月8日号掲載