百田尚樹氏講演会中止で高須院長が「警備代は俺が出す!」と一喝

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 6月10日に予定されていた作家の百田尚樹氏の一橋大学講演会の中止が発表された。

 一橋大学第21回KODAIRA祭の公式HPによると中止の理由は「『本講演会がKODAIRA祭の理念に沿うものでなくなってしまったこと』挙げられます」とのことらしい。

 続きを見てみると、「当学園祭は一般の学園祭と異なり、『新入生の歓迎』を第一義とするものです。当委員会の企画のために、新入生の考案した企画や、新入生の発表の場である他の参加団体の企画が犠牲となることは、当委員会では決して容認できるものではありません。当委員会は本講演会を安全に実施するため、これまで幾重にも審議を重ね、厳重な警備体制を用意していました。しかし、それがあまりにも大きくなりすぎたゆえ、(いくつもの企画が犠牲となり、)「新入生のための学園祭」というKODAIRA祭の根幹が揺らいでしまうところまで来てしまいました」という穏やかでない文言が掲載されている。

「高須院長のブログ」より

 これを受けて百田氏は3日、自身のTwitterで「サヨク連中が一橋大学の学生たちに対して『百田尚樹の講演会を中止にしろ!』と、署名運動を含めて凄まじい圧力をかけていたというのは聞いていた。学生たちの肚の座り方次第だなと思って見ていたが、最後は圧力に屈したか…。学生相手ということで、通常の半額以下のギャラで受けたのになあ」「要するに、いくつかの企画が犠牲となるくらい、厳重な警備体制をしかねばならなかったわけですね」とコメントし、さらなる論争となっている。

 そんな中、美容外科・高須クリニックの高須克弥氏が自身のTwitterで「なんたることだ 筋を通せよ一橋大学の諸君。呼んどいて腰砕けでキャンセルするのは恥だよ。学の独立は誇り高いもんだぜ」と一橋大学の学生たちを一喝した。続けて「警備の費用が大きくなりすぎたなら必要なだけ警備費用を寄付するから百田尚樹先生を呼べよ。日本の警備会社が不可能だと言ったらアメリカの会社に頼めばよい。僕のボランティアは友達作戦」と協力に名乗りを上げた。

 そんな高須氏に対しSNSでは、「高須医院長の『カネが問題なら出してやるから、百田尚樹を呼べよ』という参戦は、逃げ場をなくすやり方で非常に面白い。若者がアホな論理を掲げると、強い大人にボコボコにされる。むしろ、若者を鍛えるために強い大人がボコボコにするべきだ。みんな、そうやって大きくなる」「この人は本当に素晴らしい」「高須先生、サ・ス・ガ!!」と賞賛の声があがっている。

 ただの講演会中止では収まらず、一大論争となりそうな本件。まだまだ応酬は続きそうである。

2017年6月5日掲載

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