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白寿の中曽根元総理、ご執心は“改憲”と“真央ちゃん”

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週刊新潮 2017年6月1日号 
2017/5/25発売

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健在をアピール

 今なお現役を彷彿とさせる姿に、驚愕したムキもあるだろう。日本国憲法施行70年の節目で、久方ぶりに公の舞台に立った中曽根康弘元総理(98)。今月27日に白寿となる大勲位は、安倍総理を前に憲法改正への思いを熱く語った。その近況はあまり漏れ伝わってこないが、近しい人々の声を拾うと意外な素顔が……。

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 5月1日、東京・永田町の憲政記念館で行われた「新しい憲法を制定する推進大会」は、超党派の改憲派議員らが集う新憲法制定議員同盟が主催。現職総理としては初めて安倍首相が臨席したことでも話題となったが、約1200名の参加者の中で圧倒的な存在感を放っていたのは、やはり中曽根大勲位だった。

 会長として挨拶に立った中曽根氏は、

「明治憲法は薩長同盟という藩閥政治の力の所産であり、現行憲法はマッカーサーの超法規的力が働いたということを考えれば、憲法改正は国民参加のもとに国民自らの手で国民総意に基づく初めての憲法をつくり上げるという作業であることを自覚するものだ」

 と淀みなく語った上で、

「国民自らがつくり上げる初めての憲法を目指し、一層の奮起をお願いする」

 などと、後輩たちに檄を飛ばした。総理時代から変わることなく、憲法改正への思いを強く抱いていることを滲ませたのである。

 会に同席した一人で、中曽根氏の秘書を務めた参院議員の柳本卓治氏の話。

「『烈士暮年、壮心已(や)まず』という漢詩の通り、齢を重ねても国家、社会のためにと熱い思いを持っています。頭も非常に明晰で、私共もしっかり話をしないと逆に笑われてしまうくらい。これまで各種団体の長を幾つも兼務してましたが、今も会長として残っておられるのは、この議員同盟と世界平和研究所の2つだけです」

■晩酌して肉も食べる

  • 週刊新潮
  • 2017年5月18日菖蒲月増大号 掲載
  • ※この記事の内容は掲載当時のものです

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