北川景子と前田敦子に冷戦勃発 「探偵はBARにいる」共演

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 札幌を舞台にした映画「探偵はBARにいる3」が、この冬公開される。大泉洋と松田龍平の相性悪そうでいて息は合っている凸凹コンビも4年ぶりに復活、撮影も無事終了のはずだった。だが、北川景子(30)と前田敦子(25)の“冷戦は打ち上げにいた”のである。

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 3月30日、東京では日中18度にまで気温が上がった。夜は多少冷え込んだが、これまでの北海道ロケとは比べものにならない。なにせ「探偵はBARにいる」は、“俺”大泉洋がひどい目に遭うシーンが名物でもあるからだ。2011年の第1弾では拉致され雪原に埋められた。13年の第2弾では札幌の大倉山ジャンプ競技場のジャンプ台に吊された。今回、“俺”はといえばススキノのアクションは無論、故郷・江別、石狩と回り、真冬の小樽港で……。そんな過酷なロケも3月25日にクランクアップ。日を改めたこの日、暖かい東京・恵比寿にあるパーティ会場を借り切って開かれた打ち上げだったのだ。でも“俺”の“子猫ちゃん”であるはずの、景子ちゃんとあっちゃんはただただ不機嫌で──。

 参加したスタッフは言う。

「劇中の北川はモデル事務所のオーナーで闇社会とも渡り合うという役どころでしたから、2月1日の製作発表会見から黒のワンピースで、この日の黒のドレスもごく自然でした。これに被っちゃったのが、前田なんです。最後の最後に前田がわざと被せてきたんじゃないか、なんて囁かれましたよ。女性ってこういうのにムッとするでしょ。互いに目も合わせようとせず、一切口も利きませんでしたよ」

 たわいのない話のようだが、これがロケ中からというのは穏やかでない。

■キャリアなら同格?!

「製作発表に出たのは主演の大泉さんと、松田さん、そしてヒロインの北川さんの3人でした。当然、前田は脇役と分かるわけですが、そこから気に入らない。加えて前田は北川に仕える役でしたからね。ロケ中にマネージャーを叱責していたなんて報道もありましたけどね。格上に対して格下から挨拶に行くのが、業界の常識ですが、それもしなかったという。となれば北川も口を利きません」(関係者)

 年齢もキャリアも北川の方が格上のはずだが、民放局員が解説する。

「それが違うんです。元AKB48エースというプライド。そして映画キャリアは自分とほとんど変わらないから北川とは同格、という意識が前田にあるんです。確かにサブカル系の映画には多く出演してますが」

 現場の評価はといえば、

「2人とも女優だから扱い難いところはある。でも北川は曲がりなりにも明治大学卒業で記憶力はいいし、知識、教養もある。意見を言うのも筋が通っています。対してAKB卒業の前田は、台詞覚えも悪いし、“不細工”とかネットで書かれるのを気にしてメイクも2~3時間掛かる。現場で言うのは“なんでこんなコトしなきゃいけないの”といったワガママ。オーラも北川に軍配が上がります」(同)

 いくら何でもあんまりだ。そんな前田を擁護するのは映画評論家の北川れい子氏。

「確かに美人じゃないけど、色々な監督に使われて汚れ役にも挑戦しています。映画『もらとりあむタマ子』(13年)では引き籠もりで、朝から晩まで食べてる役に、可能性を感じました。とても20代とは思えないおばさん顔をすることもあるし、演技派として化けるかも」

 化ける気ある?

ワイド特集「蝶よ花よと女の舞」より

週刊新潮 2017年5月4・11日ゴールデンウイーク特大号掲載

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