兜町の風雲児「中江滋樹」 国税に睨まれて頼った「田中角栄」の一言

国内週刊新潮 3000号記念別冊「黄金の昭和」探訪掲載

 いかつい髭面に長髪をなびかせ、肩で風を切って、街を歩く。日本がバブルに沸き始めた昭和60年以降。証券市場で7800人の投資家から600億円近い巨額資金を集め、史上最大規模の詐欺事犯「投資ジャーナル事件」を起こした首謀者は、かつて“兜町の風雲児”の異名を取った。男の名は中江滋樹。現下、俄かバブル状態の株の世界で活動を再開したという彼は、快く取材に応じてくれたが、時折ポカンと虚空を見つめるその姿に、往時のカリスマ性は感じられなかった。

「俺、成績良かったんだよ。

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