“サーヤのご主人”は異動 小池都知事「人事」戦略の波紋

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人事も小池流

“人事”を尽くして天命を待つ――。もっとも、小池百合子都知事(64)の場合は、運命を天に任せるつもりはさらさらないらしい。都政担当記者が言う。

「4月1日付の局長、部課長級の人事が発表になったのです。小池さんにとっては、初めての定期異動となります」

 まずは、日本一有名な都庁職員についてご紹介しておこう。

「黒田清子さんのご主人、慶樹さんです。これまでの港湾局から建設局へ移ることになりました。公園緑地部の利用促進担当課長というポストで、飲食店の誘致など、都が保有する公園の活用法を検討する部署です。課長であることに変わりはないので、出世というより横滑りですね」(同)

 ともあれ、人事全体を俯瞰すると小池都知事の戦略が見えてくる。都庁関係者の話。

「豊洲への移転を検討する新市場整備部にオリンピック・パラリンピック準備局にいた岡安雅人部長を始め、優秀な管理職が異動しました。彼は調整能力に長けており、移転の是非に向けて、信頼のおける部下を置きたいということでしょう」

 この配置転換が都庁内で波紋を広げている。

「これまでは2020年の東京五輪に向け、“デキる管理職”は五輪関連の部署にいたのですが、新市場の部署にも同様の配置になった。優秀な人材はその2つの部署に持っていかれ、他が手薄にならないか、と戸惑いの声が聞かれます」(同)

 さらに、

「小池さんは昨今の天下り問題から、職員OBの再就職について検証すると明言。今回、外郭団体の東京都歴史文化財団の副理事長に局長級の武市玲子氏が出向することになりました。実はこのポスト、本来は職員OBの天下り先。今後、OBの再就職を規制するための布石ではないかと都庁内は戦々恐々としているのです」(同)

 人事は当然、小池ファーストだった。

週刊新潮 2017年4月13日号掲載