安倍昭恵に「あなたは安倍家を貶めた」 “ゴッドマザー”安倍洋子の怒り

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■溜まったマグマ

安倍昭恵夫人

 まさに心の叫び。

 これを聞いて、

「洋子さんが、昭恵夫人にこれだけ感情を露わにしたのは初めてでしょう」

 と言うのは、安倍家の古参後援者だ。

「結婚30年目ですが、洋子さんにとって昭恵さんは常に“出来の悪い”嫁でした。洋子さんは夫や子どもを陰で支え、決して自分がしゃしゃり出ることはなかったのですが、嫁はそれと正反対の行動を取りますし、家にいる時も夫の食事を作らないことがある。仕方なく、住み込みの洋子さんのベテランお手伝いさんが晋三さんのご飯も作っている。そうかと思えば、昭恵さんが友達を家に呼んでパーティーをし、酔いつぶれて酒瓶を玄関に並べたままにしていたこともありました」(同)

 女は男を支える身、との価値観を強く持つ洋子さんにとっては、信じがたい行動であっただろう。が、直接嫁を怒ることだけはしなかったという。

「その代わりに、彼女の心中を忖度できる、昔から親しい人たちが、昭恵さんの言動を見るに見かねて注意してきたものです」(同)

 そうした状況に甘え、嫁は息子を総理の座から降ろしかねない大スキャンダルを起こしてしまった。これを見て堪忍袋の緒が切れたのか、これまでの関係を忘れて「大噴火」に至ったというワケなのだ。

 先の関係者は言う。

「5年前、昭恵さんが居酒屋『UZU』を開こうとした時に洋子さんは諭しました。そんな暇があったら夫に尽くしたら、と。でも嫁が従わないので仕方なく、夫が首相の間は店に出ないという条件で譲ったのです。しかし、昭恵さんはその約束をすぐに破り、店に入り浸り、オバマ夫人を招いたりした。こうした裏切りにマグマが溜まっていたところへ、今回の問題が起きたのです。もう関係修復は不可能でしょう」

 となれば、間に入って苦労するのは、夫の安倍総理だ。さる自民党幹部はこんな不安を口にする。

「籠池さんの証人喚問の際も、首相は“秘書に説明させろ!”と怒鳴ったり、旧知の記者に電話をかけまくったりと慌てふためいていたそうです。それに加えて、家庭内でも嫁姑問題の戦端が開かれてしまった。これ以上ストレスフルな環境はない。第一次政権で退陣に繋がった潰瘍性大腸炎が悪化しないかどうか、心配でたまりません」

 安倍家の日報は今日も「戦闘状態」。

特集「『安倍昭恵』という家庭内爆弾」より

週刊新潮 2017年4月6日号掲載

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