“美人女子高生社長”椎木里佳、持て囃したテレビの罪

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3人の会社

 インターネット業界の関係者が言う。

「AMFは売り上げの4割を受託開発、残りの6割をアプリ制作で稼ぐとしていたのですが、さっそく躓いています。昨年2月、『ミルピク』というアプリを発表したところ、ソースコードを他社からパクっていたことがバレてサイトが閉鎖に追い込まれてしまいました」

 また、父親の経営する会社との関係も気になる。

「里佳さんの父親はDLEという上場企業のオーナー社長で、日テレなどを顧客としているほか、ファッション事業『東京ガールズコレクション』の商標権と運営会社を買収しています。彼女は、この事業の顧問をやっていて、そこから収入も得ている。結局“オーナーの娘さんだからビジネスが出来ている”と見られているのです」

 そこで、ご当人に聞いてみると、メールで返答してきた。

「DLEとは過去、1、2度の取引実績はありますが、AMFの売上に占める割合は5%未満で、金額、比率共に、ほかのクライアント様と比べると、かなり小さなクライアントになります」

 だが、会社の事務所はというと、シェアオフィスを借りているだけで、従業員は里佳さんも含めて3人(1人はアルバイト)。上場を目指しているのに売り上げは公表していないという。

 コラムニストの林操氏が言うのだ。

「バブルの頃に椎名桜子さんという女子大生作家、ただし処女作執筆中という人が出てきてCMなどにも出演していましたが、実態はないに等しかった。椎木さんも同じ匂いがしますね」

「賞味期限」が過ぎると、ポイ捨てするのもテレビであることをお忘れなく。

ワイド特集「我が世の春」より

週刊新潮 2017年3月23日号掲載

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