森友学園理事長、園児への“洗脳”と“虐待” トイレ禁止、縄跳び落第で監禁も

社会週刊新潮 2017年3月16日号掲載

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■4億円の負債

 籠池氏は86年に塚本幼稚園の園長に就任。しかし、義父の寛氏の存命中は右翼的な教育を実践することはなかった。猫を被っていた、ということであろう。

 寛氏が他界したのは95年。籠池夫妻にとって、それはあらゆる意味における転機となった。

「寛さんが亡くなってから、遺産相続やら金の問題やらで親族間で相当揉めた」

 と、先の元理事。

「印象的だったのは、寛さんの通夜に行った時のこと。会場は塚本幼稚園だったのですが、2階の通夜振る舞いの会場からずっと怒鳴り声が聞こえていました。そのうちに2階から食器やらすし桶が飛んでくるようになり、挙句の果てには諄子さんが気が触れたようにがくがく震え始めて、気を失ってしまった。でも誰も助けようとしないから私が救急車を呼んで病院まで付き添ったのです」

 親族同士による修羅場が続く間、籠池氏は何をしていたのかというと、

「彼は婿養子だから、親族間での言い争いの間には入れず、蚊帳の外。妻が気を失って倒れても心配する素振りもないし、病院から戻ってきたら、“あのまま死ぬんじゃないかと思った”なんて、他人事のように私に言ってきた。異常な夫婦だと思ったよ」(同)

 ちなみに籠池夫妻は共に宗教団体「生長の家」の元信者。「谷口雅春先生を学ぶ 合本第二集」の中で諄子さんはこう語っている。

〈親族間の諍いに耐えられず、もう正気でいるのがしんどくなりました。(中略)葬儀の間中、ずっと気が触れた状態を続け、誰とも口を利きませんでした〉

 先の元理事が言う。

「寛さんが亡くなってから1年ほど後に開かれた理事会で、森友学園には計4億円の負債があることが明らかにされました。一方、例の右翼的な教育が始まったのは寛さんが亡くなってすぐのことでした」

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