メラニア夫人で注目 N・ポートマンが演じる「ジャッキー」映画

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米国人が認めるファーストレディ、ジャクリーン・ケネディ(Wikimedia Commons)

 史上最高齢でアメリカ合衆国第45代大統領ドナルド・トランプ(70)の政権が始動。

 1月20日の就任式では、米国史上初の共産圏出身のファーストレディとなったメラニア夫人のファッションが注目された。

 曰く「パステルカラー、タートルネック、アップにした髪型やシルエット。明らかにジャクリーン・ケネディ氏の装いを参考にしている」(ニューヨーク・タイムズ)というもの。

 1961年のジョン・F・ケネディ第35代大統領の就任式で、ジャッキーことジャクリーン夫人が着た衣装を彷彿させるというもので、非難囂々の夫に対し、こちらは大いに評価を高めているという。米国ではいまでもファーストレディ=ジャッキーだからとか。

 そんなタイミングを計ったかのように3月31日より封切られるのが「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」(TOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開)である。ジャッキーを演じるのはナタリー・ポートマン(35)で、米国では昨年12月に公開され、アカデミー賞主演女優賞最有力候補の呼び声も。

 まだ試写会も行われていないが、作品を観たという関係者によれば、

「作品はケネディ大統領が暗殺された63年11月22日から国葬までの4日間を中心に描かれます。ナタリーがジャッキー独特のイントネーションや仕草をそっくりに演じているのも見事ですが、夫を伝説の大統領にするため、いかに苦心したかがわかります。ダラスからワシントンへと戻るエアフォースワンの機内で副大統領の大統領就任式に夫の血に染まった服で立ち会うなど、夫を歴史から消さないという意志を感じました。映画を観たせいか、トランプ大統領の就任式では何か起こるのではないかと思ってしまいましたが……」

 そんなジャッキーを手本にしたというメラニア夫人。夫のトランプ大統領を活かすも殺すも、ファーストレディ次第か?

週刊新潮 2017年2月2日号掲載

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