「キムタク」ドラマの楽屋で盛り上がる、出演陣の子育て談義

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 確かに、数字はそこそこ獲れている。脇を固める俳優陣は豪華だし、ストーリーも決して悪くはない。とはいえ、15日スタートの連ドラ「A LIFE」(TBS系)が木村拓哉(44)の新たな代表作になるかと問われれば、首を傾げざるを得ないのだ。さて、そんな正念場のキムタクが唯一、盛り上がるのは楽屋での子育て談義だとか――。

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 SMAP解散後の初仕事となるこのドラマ。キムタクが並々ならぬ決意で臨んでいるのは間違いない。制作スタッフが明かすには、

「役どころが凄腕の心臓外科医なので、医療用語が頻出する長セリフも多いんです。ただ、木村さんは相当準備をしてきたようで、初回の収録では一度もNGを出しませんでした」

 だが、注目を集めた「初回」の視聴率は14・2%。もちろん、このご時世に2ケタの数字を叩き出すのは容易ではないものの、TBS関係者の表情は冴えない。

「竹内結子に松山ケンイチ、浅野忠信と、主演級のキャストを揃えた以上、最低でも18%はほしかった。04年にキムタクと竹内が共演した『プライド』の初回は28%だったから、数字が半減したことになる」

 ドラマの出来自体は酷いとは言えないが、

「全体的に中途半端な印象を受けました。その結果が視聴率にも表れています」

 上智大学の碓井広義教授(メディア論)は手厳しい。

「初回を観る限り、凄腕ドクターの仕事ぶりが売りなのか、ドロドロとした愛憎劇を描きたいのかハッキリしない。医療用語をテロップにして本格派を気取るのは結構ですが、肝心の手術シーンは緊張感もスピード感もなかった。米倉涼子の『ドクターX』と比べると明らかに見せ場不足です」

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