反原発グループが攻撃の「千葉麗子」暴露本 本人が語る

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脅しの電話も

 当の千葉さんが言う。

「本の発売前後から“サイン会をやろう”という話になっていたのです。でも、昨年2月に友人の漫画家が、神田の書店でサイン会を開こうとしたら抗議電話が殺到して中止に追い込まれたことがあって、私の場合も嬉しさ半分、不安半分でした。サイン会場を選んでくださったのは、青林堂の担当の方です。東京堂は設備が良くて交通の便も良いですからね」

 当初、ネット上での批判はあったが、大きな抗議もなく準備は進んだ。

「東京堂ホールのサイトでも告知され、今年に入ると、私はインターネットの動画に出演して新刊の紹介や、サイン会の告知をしました。それもあって、定員80人のホールの会場は、半分以上の予約が入っていました。この調子だとキャンセル待ちが出るほどのペースだったのです」(同)

 サイン会では反原発運動にのめり込んだものの、疑問を感じて抜け出すまでの体験も話そうと思った。最初は原発反対だけだったのが、差別反対、戦争反対と自分の思わぬ方向に持って行かれてしまったことも。

 だが、嫌がらせは突然始まった。

「ツイッター上で〈東京堂でひどいイベントが行われるなんて許せない〉、〈許せない! 抗議しよう! 中止に追い込んでやろう〉という呼びかけが一斉に行われたのです」(同)

 東京堂には脅しともとれる電話も入った。サイン会中止が決まるのは、その直後のことである。

 千葉さんは言うのである。

「私や青林堂さんには何の抗議も来ていません。立場が弱い東京堂ホールに圧力をかけるなんて……」

 パヨク恐るべし。

週刊新潮 2017年1月26日号掲載

ワイド特集「秘せずは花なるべからず」より

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