新築47億5000万円…ネットで売り出された超大豪邸の秘密

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 上には上がいるもんだ。楽天の三木谷浩史会長が自宅を建てた際、費用は土地・建物で推定30億円超と報じられた。一方、先日、不動産紹介サイトで売り出された東京・文京区本駒込の新築物件は、何と47億5000万円! 謎めいたこの物件の秘密を明らかにする。

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〈大和郷に佇む世界各地の大理石をふんだんに使用した耐震構造100年の長期優良住宅〉。こんな謳い文句の物件が、サイトに掲載されたのは1月9日である。

 価格があまりに高いことからネット上で話題になり、見物人も出現。取材しようと、マスコミが大勢駆け付ける事態となったのだ。

 早速、本誌(「週刊新潮」)も現地を訪れると、確かに「白亜の豪邸」というべきお屋敷である。サイトを見ると、土地面積は約286坪。建物は13LDKの2階建て、ダイニングは約33畳、サロンは約71畳……。石畳の中庭もあって、床面積は約268坪だという。内観は中世のヨーロッパ風だ。この物件を扱う不動産会社は、

「これまで約30件の取材申込みがありました。しかし、売り主さんの意向で一切、お答えできません」

 代って近所の主婦が語る。

「あそこには、元々日本庭園のある古い家が建っていて、おばあさんが一人で住んでいた。が、数年前に板橋区に住む病院経営者の資産管理会社が購入。2015年夏くらいから工事が始まり、その年の12月に豪邸が完成したのよ。病院経営者が住むつもりだったけど、事情があって売りに出すことになったとか」

 それにしても47億5000万円とは、めったに聞かない価格である。別の不動産業者に聞くと、

「この辺の土地は、現在は坪350万円。高くて400万円かな。仮に400万円として、土地代は約11億4000万円です。つまり、建物は約36億円ということになります」

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