日教組“不倫豪遊”委員長、辞任後初コメント 組織の腐敗進む

社会週刊新潮 2016年12月29日・2017年1月5日新年特大号掲載

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 組合費で飲んで、遊んで、不倫して、わが世の春を謳歌したのも束の間、撮られて、転んで、日教組の委員長職を追われた岡本泰良(やすなが)氏(56)。全国の“聖職者”を束ねるこの組織もやっと正常化したか、と思いたいが、さらに腐敗が進んだというので、トホホ……。

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 岡本氏の辞表が受理されたのは11月29日。本誌(「週刊新潮」)が10月20日号で、岡本氏のダブル不倫のほか、組合費を使ったクラブなどでの豪遊について報じてから、辞任まで1カ月半もかかったので、岡本という男は地位に恋々として醜い、との評価が定着した。だが、岡本氏の名誉のためにも言うが、実は、そうではないのだという。

「岡本さん自身は週刊新潮の記事が出た直後から、すぐにでも辞める覚悟ができていて、親しい人には“本当は辞めたい”と漏らしていたんです」

 組合費で飲んで、遊んで、不倫して、わが世の春を謳歌したのも束の間、撮られて、転んで、日教組の委員長職を追われた岡本泰良(やすなが)氏(56)。全国の“聖職者”を束ねるこの組織もやっと正常化したか、と思いたいが、さらに腐敗が進んだというので、トホホ……。

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 岡本氏の辞表が受理されたのは11月29日。本誌(「週刊新潮」)が10月20日号で、岡本氏のダブル不倫のほか、組合費を使ったクラブなどでの豪遊について報じてから、辞任まで1カ月半もかかったので、岡本という男は地位に恋々として醜い、との評価が定着した。だが、岡本氏の名誉のためにも言うが、実は、そうではないのだという。

「岡本さん自身は週刊新潮の記事が出た直後から、すぐにでも辞める覚悟ができていて、親しい人には“本当は辞めたい”と漏らしていたんです」

 と打ち明けるのは、さる日教組関係者である。

「岡本さんばかりか、執行部内にも“このままでは組織がもたない、一刻も早く辞めさせたほうがいい”という声は少なからずあった。ところが北海道選出の瀧本司さん、大分県選出の則松佳子さんの2人の書記次長が、首を縦に振りませんでした」

 その理由というのが、またふるっている。

「瀧本さんは、このまま辞めさせると、週刊新潮の報道を認めたことになる、それだけは絶対ダメだ、とがんばっていたんです」

 たしかに、岡本氏が辞めた際の日教組の説明は、

「一連の報道によって、組合員や関係団体に対して心配や不信感を抱かせたことは、(中略)あってはならないことです」

 というもので、不倫や組合費での豪遊は認めてもいなければ、まるで反省もしていないのである。さる地方組織の幹部も言う。

「11月末の全国代表者会議で、長野や宮城の単組から“週刊新潮の報道が間違いだと言うならなぜ訴えないのか”と突き上げられると、執行部は“週刊新潮ごときと同じ土俵で争うつもりはない”と、意味不明のことをうそぶいていました」

■内ゲバの臭いも

 要は、岡本氏を辞めさせたくはなかったが、たとえ辞めさせても反省だけはしたくない、というのが日教組の思惑のようだ。そこには過激派よろしく、内ゲバの臭いすら漂う。

「今の日教組は、大都市圏を基盤とする右派の“グループ21”、北海道や東北、九州が基盤で左派の“各県連”、大阪や兵庫など中立派の3つに分かれます。岡本さんが辞められなかったのは、瀧本さん率いる各県連が、日教組の現状を改めたくないばかりに、辞めさせてはダメだと主張し、ほかの派閥が大派閥の各県連に配慮したからです」(別の日教組関係者)

 さらに日教組内部から聞こえてくるのは、「悪いのは週刊新潮にリークした人間だ」という声である。

「たとえば加藤良輔前委員長も疑われ、“現職の教職員共済理事長から退かせるべきだ”という声も聞こえてきます」(同)

 加藤氏に尋ねると、

「自分は辞めるつもりもないし、その理由もない」

 と答えたが、とまれ日教組の腐臭は、嗅ぐ側の鼻が曲がらんばかりである。

 さて、岡本氏は、

「私はもう辞めた人間ですから。すいません。(日教組委員長以外の公職も)すべて辞めていますよ」

 と、言葉すくなに答えたが、実はこれ、不倫豪遊報道後、初の肉声なのだ。反省の弁すら述べさせてもらえなかった岡本氏だが、今さら日教組の本質を学習しても、遅いんだなあ。

ワイド特集「夜明けの鶏(チキン)レース」より