日本史上最大の反政府運動 樺美智子をジャンヌ・ダルクにした「60年安保」

社会週刊新潮 2015年8月25日号別冊「黄金の昭和」探訪掲載

〈全学連、国会構内に乱入〉〈女子東大生が死亡〉 

 昭和35年(1960)6月16日付の朝日新聞の紙面は、前日に勃発した未曾有御の国会デモの話題で占められていた。同時に、警官隊との衝突で命を落とした、ひとりの女子学生の名が日本中に知れ渡ることになる。

 樺(かんば)美智子、享年22。

 後に“ジャンヌ・ダルク”と称された彼女が身を投じたのは我が国史上、最大規模で繰り広げられた反政府運動、いわゆる「60年安保闘争」である。

 この闘争で世界中の注目を集めた全学連は、23年に日本共産党の影響下で誕生する。

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