漢方大手ツムラ、生薬トレーサビリティは「不十分だった」 揺らぐ信頼

社会週刊新潮 2016年12月22日号掲載

《自分の家族に飲ませることができる生薬を供給する》――漢方大手「ツムラ」の内部資料に、こんな衝撃的な文章が記されていた。

 これは、中国産の生薬原料に同社が使用を許可していない農薬が使われていたことを受け、社内の生薬本部が作成した「生薬GACPの現状と今後の農薬管理について」という資料に登場する文言だ。

 GACPとは、安全に生薬を確保するためのガイドラインを指す。栽培手順や使用農薬の徹底、万一の時には生産地まで遡れるトレーサビリティ体制を謳うツムラだが、実際は使用農薬が遵守されておらず、また“どこの誰が作ったか分からない”作物が混じっていないというお粗末なものだった。

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