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沖縄ヘリパッド反対派、「東日本の米はカンパ禁止」に身内からも批判

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週刊新潮 2017年5月4・11ゴールデンウィーク特大号 
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「土人」発言は差別、人権侵害――。「沖縄ヘリパッド」反対派は口を極めて国を罵っている。では、彼らの言動はそんなに“ご立派”なものなのか。「東日本の米はカンパ禁止」と言い放っているのは、一体、誰か。

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年内に工事は終わる見通し

 反対派はヘリパッド建設現場に入るゲートにテントを張り、そこを拠点に、通行妨害や私的検問といった違法行為を繰り返してきた。

「あいつらはバカ」

 と呆れるのは、現場周辺、東村高江地区の住民である。

「ある時“仮設トイレが詰まったからスコップ貸してくれ”と言われた。つまり、穴掘って野グソするつもりなんだ。まだ暑い時には“1週間風呂入っていないから”と女の子が公民館の水道使って水浴びしてたな」

 この非常識な“運動”を統率するのは「オスプレイヘリパッド建設阻止高江現地行動実行委員会」だが、

〈支援物資、無洗米(西日本産)、水(西日本産)のペットボトルを送ってください〉

 そうFacebookに記したのは、その事務局次長(前事務局長)を務めるパク・ホンギュ氏である。

 まるで福島の米や水は穢(けが)れていると言わんばかりの主張で、その上、ロクに科学的根拠も示していないから、反対派のお友達もこれには唖然。〈被災地への偏見に満ちたものだ〉〈無知と福島差別ここに極まれり〉等々、辛辣なコメントが書き込まれたのも当然なのだ。

■人間性を疑う

 この11月には、福島から避難した小学生が「ばい菌」などとイジメを受けていたことが報じられている。

 だが、パク氏は批判されてもなお〈「食の安全の確保」であり、決して「差別」ではありません〉と強弁。

〈汚染食品を摂取すればガンや白血病、心筋症などの確率は高まります〉〈福島などの食品からはセシウムが安定的に検出されています〉〈年間実効線量20ミリシーベルトの地域が避難解除になりました。これは未必の故意の殺人とも言うべき、「狂気の政策」です〉

 とその“根拠”を述べる。

 これを、

「噂話レベルの内容です」

 と切り捨てるのは、東京工業大学の松本義久准教授(放射線生物学)だ。

「内部被曝と疾病との因果関係を証明し、科学的にきちんと評価を得た論文は存在しません。また、平成28年の福島産の米922万点のうち、51~75ベクレル/キロは7点、25~50ベクレル/キロも389点で0・0042%に過ぎない。どこが『安定的検出』なのでしょうか」

 東大附属病院放射線科の中川恵一准教授も言う。

「CTスキャン1回で7ミリシーベルト被曝することを考えると、年間20ミリシーベルトという基準が如何に安全な数値かわかります。むしろ仮設住宅に住み続けることのストレスの方がよほど危険。無根拠の発言で差別を煽るとは、反対派の人間性を疑います」

 ネット上のスラングで、放射能を忌避するあまり、根拠のない中傷を行う人物を「放射脳」と言う。パク氏はその見本のようだが、ご本人に見解を問うと、

「電話で軽々しく答えると、誤解されてしまうから」

 と回答せず。さんざん軽々しく被災者を傷つけてきた割に、自己保身の時だけは慎重になるお人なのだ。

「福島の生産者は日々努力を払い、食の安全を確保している。それへの理解がまるでない。自らの政治的な目的のために福島を利用するのは、本当に罪深いことだと思います」(福島出身の社会学者・開沼博氏)

 反対派の正体見たり、活動家。彼らには、「差別」や「人権」を語る資格などないのである。

ワイド特集「1度目は悲劇 2度目は喜劇」より

  • 週刊新潮
  • 2016年12月8日号 掲載
  • ※この記事の内容は掲載当時のものです

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