トランプの“金ピカ”ペントハウス、お値段は110億円

国際週刊新潮 2016年12月1日号掲載

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 安倍総理が会談を行ったトランプ氏の私邸は、エルミタージュ美術館の「黄金の間」も色あせるようなペントハウスだ。広さも約2800平方メートルと、何から何までケタ違いである。市井の人なら眩暈(めまい)を起こすような成金趣味の豪邸を「査定」してみた。

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 ニューヨークの中心部・マンハッタンの5番街にあるトランプタワーは対外的には68階建てとなっている。だが、「13階」など縁起の悪い階がなかったりするため、実際には58階建て。その、最上階から3階分を使ったペントハウスがトランプ氏の私邸だ。ここには妻のメラニア氏と息子のバロン君が一緒に住んでいるが、何よりトランプ氏のお気に入りのマイホームなのである。

トランプタワー

 ニューヨーク在住のジャーナリストが言う。

「招かれた人に聞くと、入り口のドアは金無垢にダイヤモンドがちりばめられているそうです。一歩入ると部屋全体が金で装飾され、宮殿風の大理石の柱が天井まで伸びている。見上げると巨大なクリスタルのシャンデリアが吊り下がり、見回せばギリシャの神々の彫刻、絵画などが所狭しと並んでいる。ソファーとソファーの間には噴水もあったそうです」

 部屋に足を踏み入れた安倍総理はいかなる気分だったか。だが、ペントハウスはまだまだ奥がある。ふと紅茶かオレンジジュースが飲みたくなったら金で縁取られたカップが、これまた金のトレーに載って出てくる。

「コーヒーテーブルを見るとトランプの父親の写真、そしてなぜかモハメド・アリを称える超豪華本(1冊1万5000ドル)がさりげなく置いてあったとか」(同)

■トランプタワーより難しい

 伝記作家、マイケル・ダントニオ氏によると、トランプ氏は純金や大理石でルイ14世王朝の世界を再現してみたかったのだという。

〈本当にそんなことが出来るのか知りたかったんだ。このペントハウスはとても複雑に出来ている。柱や彫り物を見てくれ。トランプタワー全体を建てるよりも、このペントハウスを作る方が難しいんだ〉

 トランプ氏は案内しながら、ダントニオ氏にそう話している。実際、彼の“自宅愛”は相当なもので、ニューヨークタイムズによると、大統領に就任しても週に何日間かはペントハウスで過ごすつもりでいるという。

 で、気になるお値段だが、地元のメディアなどによるとざっと1億ドル(110億円)と報じられているが、売りに出されている他の部屋の価格から算出しても妥当なところか。

 だが、トランプ氏が大好きな金ピカ御殿も年末年始は空家になる。フロリダで過ごすのだ。

 かつてワシントンポストに在籍したジャーナリストのR・ケスラー氏によると、

「パームビーチにある『マララゴ』という8万平方メートルもあるリゾートなのですが、トランプ氏はここを冬用の自宅として買い取り、後に会員制クラブとしてオープンしています。使えるのはトランプ氏と約450人のセレブ会員だけ。宿泊は1泊1000ドル、トランプ氏が主催する大晦日のパーティーに出ると、さらに1100ドルかかるんだよ」

 今年の年末は格別なパーティーになるに違いない。

特集「世界が安堵した裏に『トランプ大統領』の闇」