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「日本の保育園は過剰品質」 持ち帰り残業で保育士が疲弊する現実とは
■これから「保活」のピーク
30園申し込んでも決まらない――。わが子が生まれた喜びもつかの間、育児休業中の母親を何より悩ませるのが、「保活」問題だ。
肌寒くなる頃から年度末までがそのピークで、今年もまた多くの人々がわが子の預け先を確保するため忙殺されることになる。
だが、そもそもなぜ保育園がこれほど足りないのか? 認可から無認可まで、なぜ規格の違う保育園が存在するのか? なぜ保育園に入ったあとも大変なのか? パリ郊外で2児の子育てをするライター、高崎順子さんが『フランスはどう少子化を克服したか』を執筆したきっかけは、日本の保育への素朴な疑問だったという。...
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少子高齢化が生んだ新しい社会問題/『ルポ 介護独身』
自分の父親が倒れた時、私はバツイチの独身だった。突然やってきた介護という現実に、稼ぎの少ないフリーライターだった私は残りの人生を半ば諦め、親の介護に捧げる決断をした。仕事や第二の人生は親を看取ったその後に考えよう。そう決意した理由は、独り者の自分にしかそれができる者はいないと悟ったからだ。今は環境が変わり、高齢の母にその役割を押しつけてしまっているが、本書で描かれている「介護独身」者たちと同じ境遇だった当時は、それが逃れられない必然のことだと思っていた。
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