「反・朴槿恵」韓国ルポ “怒りの壁”を埋める貼り紙の中身とは
〈移民したい〉〈地獄韓国はもう嫌だ〉。そこは庶民の「本音」で埋め尽くされていた――。朴氏(64)の「唯一の親友」だった崔順実(チェスンシル)氏(60)による国政介入疑惑が発覚し、反朴槿恵ムードに火がついたのは10月24日。以来、半月超が経過しても、冬のソウルの「熱」は冷めていなかった。以下は、国家の危機に見舞われた首都の現地ルポである。
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10月29日土曜日1万2000人、11月5日土曜日4万5000人。ソウル市内の反朴槿恵デモの参加者数は週ごとに増えていて、今月12日土曜日には「100万人規模のデモが予定されている」(「コリア・レポート」編集長の辺真一氏)状況なのだ。...