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亡くなった元BC級戦犯・飯田進さんが残した魂の文章
■93歳の「元戦犯」
13日、元BC級戦犯で、戦争体験を著書としてまとめ、また講演活動などでも語り継いできた飯田進さんが、93歳で亡くなった。
飯田さんが戦争についての記録を残そうとした背景には、強烈な怒りがある。自身の体験をまとめた『地獄の日本兵 ニューギニア戦線の真相』は、「戦闘ではなく飢えと疲労と病で死んだ」兵士たちの無念が伝わってくる力作である。
同書の「おわりに」は、飯田さんの血涙が感じられる文章となっている。少し長くなるが、追悼の意味で、以下に抜粋・引用してみよう。...
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トイレに老紳士が出現! 41歳で脳梗塞になったルポライターによる「セルフ取材」闘病記
脳が壊れたら、世界はどう見えるのか。
脳梗塞などで脳に機能障害を抱えると、たとえ軽度のものであっても日常に支障が生じることは、常識となっている。
が、一方でそのような障害を抱えた人に、世界がどう見えているか、といったことはあまり伝わっていない。
言うまでもなく、多くの当事者はそれを表現することに困難があるからだ。
『最貧困女子』などディープなルポのライターとして、また人気漫画『ギャングース』のストーリー共同制作者としても知られる鈴木大介さんは、昨年、41歳の時に脳梗塞となり、現在も高次脳機能障害が残っている状態である。...
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