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18人も死亡させた群馬大学病院外科「殺しのライセンス」を持つ男
任務遂行中の殺害は、不問に付される――。映画007で、ジェームズ・ボンドが女王陛下から与えられた特権は「殺しのライセンス」。翻って、我が国では、群馬大学病院の医師が多くの患者を手術後に死亡させておきながら、長らく病院内でも問題にならなかった。なぜ、こんなことが許されてきたのか。
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群馬大学病院では2009年から14年の5年間、第二外科の須納瀬(すのせ)豊助教(45)が執刀した肝臓がんの患者のうち腹腔鏡手術で8人、開腹手術で10人が死亡している。...
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がんになればすがりたくなる「先端医療・先進医療・民間療法」のワナ(1)
サメの軟骨や瞑想といった民間療法が、がんを完治させる。健康なあなたなら、そんな荒唐無稽を一蹴するに違いない。だが一旦がんに襲われたとき、果たして冷静でいられるか。さらに巷間持て囃される先端医療と先進医療にもまた、大小のワナが潜んでいるのである。
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ゲーテは『ファウスト』で、悪魔メフィストフェレスにこう言わせています。
「気を付けろ、悪魔は年を取っている。だから、悪魔を理解するためには、お前も年を取っていなければならない」
仁なり義なりといった信念を持って患者さんと接する医師ばかりではなく、口をぬぐって患者さんの利益をないがしろにする者も少なくありません。...
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