福原愛、年収400万円の新郎が3000万円の結婚指輪を贈れたワケ

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 盆と正月が一緒に来たようだ、なんて喩えが生やさしく感じられるのが、今の福原愛(27)である。なにしろ、リオ五輪の団体で銅メダルをとった直後に結婚しちゃうのだから。しかも新郎から贈られた結婚指輪は3000万円! さすがセレブは違う。そう思えば、新郎の年収は400万円だって。どういうこと?

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リオ五輪直後に結婚!

 愛ちゃんが台湾人選手と交際しているのは、周知の事実だったけど、もう入籍しちゃっていたのはサプライズで、サプライズついでに指輪が3000万円と聞かされれば、口をあんぐりさせるほかない。

 件の指輪を販売した中国の宝飾品メーカー「BLOVES」に確認すると、

「新郎が新婦に贈ったダイヤのものが200万人民元余り(約3000万円)。夫婦のペアリングが2つで10万人民元ほど(約150万円)。新郎がクレジットカードで支払いました」

なんとクレジットカードでお支払い(BLOVES公式HPより)

 そんな高額をカードでさらりと払える新郎の江宏傑(27)は、さらには台南市にマンションを2部屋購入し、愛ちゃんに「この部屋の主人になってほしい」と鍵を渡したんだそうだが、

「台湾の物価は日本の6割ほどでも、不動産はむしろ日本より高い。台南では新築マンションが1部屋で1億円程度します」(台湾在住ジャーナリスト)

 すると都合2億円! なんたる金満結婚か。だが、

「江選手は五輪の男子卓球台湾代表とはいえ有名ではなく、僕の周りでも、今回の結婚報道で初めて知ったという人が非常に多い。ただ、愛ちゃんは元々台湾でも大人気なので、江選手の人気も上がっています」

 台湾在住のライター、片倉佳史氏はこう語る。無名選手の懐が、なにゆえ潤っているのか。いや、実は潤っていないのだという。

「所属の合作銀行が支払う年収が100万台湾ドル(約320万円)で、好成績を上げた際の報奨金が数十万円程度。合わせても400万円ほどにすぎない」(先のジャーナリスト)

 世界ランキングが、9位の愛ちゃんに対して79位の江。年収も1億円を超えることがある愛ちゃんの20〜30分の1で、どうやら格差婚の極みなのである。

■名家のボンボン

 BLOVESが、2人が来店してからの様子をホームページのトップで公開しているのを見ると、かなり値引きをしてもらったのか、と勘繰りたくなるが、

「値引きもスポンサー契約も一切ない」(同社広報)

 2億円のマンションも含め、資金をどう工面したのか。再び片倉氏が言う。

「台湾では新郎新婦に親が家を買ってあげる文化がある。江さんの父親はサラリーマンですが、台湾では職業よりも家柄によって所得が決まることが多く、そういう家は不動産や株をもっているんです」

 どういうことか。

「日本では戦後、富の集中を防ぐために相続税の最高税率が90%にまで引き上げられ、今も55%ですが、台湾は長く50%で、今は10%。そのうえ長男が財産を相続する文化があるので、名家に富が集中しやすい状況があるのです」(同)

 早い話が、江選手、自分では稼ぎだせない名家のボンボン。自分の腕ひとつで高い収入を得ている愛ちゃんとは、収入以上に価値観の開きがありすぎるのではないのかしらん。

「ワイド特集 よろめく明日」より

週刊新潮 2016年10月6日号掲載

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