「豊洲」を蝕んだ化学物質の正体は…

社会週刊新潮 2016年9月29日号掲載

 豊洲市場の前身である東京ガスの工場用地は1955年に埋め立てられ、翌年に稼働した。敷地はおよそ40ヘクタール。88年に操業を停止し、2001年に都が築地からの移転を決定するわけだが、『貧困都政』の著者で、この問題に詳しいルポライターの永尾俊彦氏によると、

「1956年から20年間、石炭を原料に都市ガスを製造し、触媒としてヒ素化合物を使っていました。結果、発がん性のあるベンゼンや毒ガスに使われるシアンなどが生成されていったのです」

 そして01年、東京ガスは独自に環境調査を行なっている。

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