「伊藤忠」を揺さぶった空売り屋「グラウカス」とは

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 弱者があらん限りの知恵を振り絞って、大企業の悪事を暴く。それならば、株式市場の支持を得られるはずだ。では、当期利益で“初の商社トップ”に輝いた伊藤忠商事を揺さぶる、米国投資ファンド『グラウカス・リサーチ・グループ』の場合はどうか。

 グラウカスが、伊藤忠に“宣戦布告”したのは7月27日のことだった。自社のHP上で44ページに及ぶレポートを公表し、“利益の水増しを行っている”と糾弾した上で、伊藤忠株の売りを推奨。その影響で伊藤忠の株価は急落し、前日比79円50銭安の1182円50銭で取引を終えた。...

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