初の国産ジェット旅客機MRJ、Uターンで続く“茨の道”

社会週刊新潮 2016年9月8日号掲載

 またしても米本土上陸は成らなかった――。

 三菱航空機が製造、つまり零戦の遺伝子を受け継ぐ、我が国初のジェット旅客機「MRJ」が米国ワシントン州のグラントカウンティ国際空港を目指したのだ。

 しかし、8月27日は愛知県営名古屋空港を離陸後、空調の監視システムに異常が見つかって、とんぼ返り。部品を交換し、翌28日に再出発したものの、再び空調システムに不具合を検知して、函館上空でUターン。

 なぜ北へ針路をとったかと言えば、70人から90人乗りで小型のMRJの航続距離は、標準タイプで2000キロ程度。

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