内村航平、母の執着を米メディアも報道 〈大声で叫ぶ母親〉

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「姑を愛する嫁は千人に一人。嫁を大事にする姑は二千人に一人」。作家の曽野綾子氏が『アラブの格言』(新潮新書)で紹介したレバノンの故事だ。嫁姑問題は時代や洋の東西を問わず人を悩ませてきた。体操の内村航平(27)とて、栄光の陰でこの普遍の難問に呻吟している。そんな中、母・周子さんによる息子への異様な執着はついに海外メディアの報じるところとなり……。

母と妻の愛はメダルよりも重い?

 8月20日、凱旋した空港で愛妻や2女と1カ月ぶりに対面した内村はこう話した。

「顔を見ただけでホッとしました。このメダルを一番見せたい人たちだったので」

 今回もリオに駆け付けた母親にメダルを見せたかどうかは定かではないが、激闘後の内村の穏やかな目線は専ら妻子に向けられているやに見える。関係者の弁。

「息子を溺愛する義母に、妻の千穂さんは辟易している。それを忖度した内村が、母親から距離を置いている」

 その実態は今般、米NBCにも報じられた。大要、

〈内村に対し、大声で叫ぶ母親は対照的だ。買い物袋からポスターや写真などの応援グッズを取り出して並べ、飾り付ける。アルバムを開くと、少年時代の内村と祖父の写真が貼ってある。母はその写真を手の甲でまるで赤ちゃんのお尻に触れるように撫でる〉〈周子は息子がウクライナの選手を破り、金メダルを獲得したことを知ると、気絶した。聞かされた内村は、「なぜ母が気絶したのか分からない。親がどのようなことをするかは予測不能だ」と答えた〉(現地11日付電子版)

 内村の今後については、

「本人は、“東京五輪までやりたい。でも体がもつかどうか”と話しています。今は30歳を超えてオールラウンダーでトップを張れる選手はおらず、ほとんどその手前で引退している」(五輪メダリストの池谷幸雄氏)

 老婆心ながら競技に影響を及ぼしかねない嫁姑戦争の行方も気になるところだ。

「ワイド特集 『メダル』の夢の後始末」より

週刊新潮 2016年9月1日号掲載

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