三菱自動車、ユーザー補償進まず “お客様第一”主義はどこへ

ビジネス週刊新潮 2016年9月1日号掲載

 遥か昔のことのようにも感じるが、三菱自動車工業(三菱自工)の燃費データ改竄が発覚したのはわずか4カ月ほど前のことだ。この不祥事に対して、三菱自工の益子(ますこ)修会長兼社長(67)は社是でもある“お客様第一”を掲げてユーザーへの補償を約束している。だが、補償は遅々として進まず、親会社になる日産自動車の顔色を窺うのに忙しい様子なのだ。

〈当社製車両の燃費試験における不正行為の内容に関するご報告〉

 こんなタイトルの手紙が、三菱自工のユーザーに届き始めたのは8月初頭のことだった。

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