高級住宅街に建つ「キムタク」2億円別荘 ダイヤモンドヘッドを一望

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 おのれより逃れたき日のサングラス(佐藤博美)。“キムタク”ではなく香り立つような娘のよき父、美しい妻を労(ねぎら)う夫として、水入らずの夏休みをハワイで満喫し、8月22日に帰国した木村拓哉(43)。かの地で過ごした、ダイヤモンドヘッドを一望する2億円別荘の売買記録を開陳しよう。

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木村拓哉(43)

 本誌(「週刊新潮」)既報の通り、木村を除く4人がジャニー喜多川社長(84)と面談、解散が不可避となったのは10日午後。このときすでに木村はハワイを訪れていたのだった。

 サラリーマンの背中を半ば濡れ雑巾のようにし、ビルまでもひしゃげそうな東京の8月とは事変わり、現地にジメジメした鬱陶しさはない。気温31度、湿度も平均70%と高温多湿に変わりはないが、すこぶる爽やかなのだ。

 ホノルル国際空港から東へクルマで20分ほど。アラモアナ・ショッピングセンターをやり過ごしてしばらく行くと、クリーム色の邸宅が高台に集落を成しているのが視界に入ってくる。1980年代に開発されたホノルル屈指の高級住宅街「ワイアラエ・イキ5」である。

「2013年11月8日、木村は自身が代表を務める会社名義で、ここに別荘を購入しています」

 と話すのは、ハワイ在住の不動産関係者。当時キムタクは、平均視聴率12・8%と伸び悩んだ「安堂ロイド」(TBS系)の評判に気を揉む日々だった。

「土地が250坪で127万ドル、建物が73坪で71万ドルで合わせて200万ドル。当時のレートで約2億円になります。加えて、管理費が年40万円、固定資産税は同120万円かかる」

 木村邸は、黒の屋根とクリーム色の壁に包まれたシックな佇まいで、天井も6メートルと高々。

「あちらには安いもので1億円強、高ければ4億円にもなる物件が300軒ほど。床ひとつとっても、大理石からオーク材、あるいはブラジリアン・チェリーウッドなど選択肢に富む」(同)

 住民のひとりが、

「ここは別荘として使う人もいるけれど、居住者の方が圧倒的に多い。海抜約240メートルの高台からはダイヤモンドヘッドを見下ろせて、グレートのひとこと。潮風も臭わないよ」

 と、その魅力をひとくさり続ける。

キムタクが所有する別荘の周辺

■「会った事実はない」

「ホノルルには他に、『カハラ』『ポートロック』という高級住宅街があるけれど、いずれも水辺なんだ。高いところにあって、入口のゲートに警備員が24時間常駐するのはここだけ。日本人? 開発がバブル期と重なっていたから結構いたようだけど、最近は減ってきているね」

 さて、ここから西へクルマを10分走らせると、ワイキキビーチに隣接した38階建てのビルが見えてくる。高さにして107メートルのホテル風コンドミニアム。その超高層階にある約3億6000万円の一室を「3・11」直後の6月に購入したのが、他ならぬジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子副社長(50)だ。

「ワイキキでホテルの覇権争いをしているのが、ここと『ハレクラニ・ホテル』、そして『リッツ・カールトン』。09年に売り出されたこのコンドミニアムは460超の部屋があるにもかかわらず、2時間半で売り切れました。ビーチ沿いにある物件の値が下がることはないと見込んだ投資家が殺到した結果です」(先の関係者)

 部屋はピンキリで、下は10坪4000万円から。上は70坪の部屋にジャグジーのあるバルコニー90坪が付いて12億3600万円也で、この部屋は目下売り出し中。

 キムタクの後を追うように、ジュリー氏は母のメリー泰子副社長(89)を伴ってプライベート・ジェットでハワイへやって来ていたのだが、事務所によると、

「2人が木村拓哉と会った事実はありません」

“おのれ”から逃れ、オフを噛み締めるのも帝国の掟。

「特集 SMAP解散が浮き彫りにした! 『ジャニーズ帝国』の憲法」より

週刊新潮 2016年9月1日号掲載

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