【リオ五輪】水球代表「保田賢也」 “テラハ”でチャラ男を演じた経済事情

スポーツ週刊新潮 2016年8月4日号掲載

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「ポセイドンジャパン」と言われても、すぐにはピンと来ないかもしれない。32年ぶりに五輪出場を決めた、男子水球日本代表チームのことで、その顔ぶれはなかなかの男前ばかり。中でも、保田賢也(27)は人気テレビ番組に出演したほどのイケメンだ。が、余りのチャラ男ぶりに世の女性の顰蹙を買っていた。

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保田賢也オフィシャルブログより

 ユース日本代表入りしていた保田が、「けんけん」の愛称で人気番組「テラスハウス」(フジテレビ系)に出演したのは2014年4月から9月にかけてのことだった。

 この番組は、複数の若い男女の共同生活をそのまま放送するもので、演出や台本がないのがウリ。オーディションで選ばれた“一般人”の生々しい生態が見られることで「リアルバラエティ番組」と呼ばれている。

 テレビとは言え若い男女が生活をともにすれば、恋愛の一つも生まれるのが自然の摂理。芸能記者が言う。

「保田君はすぐ、同じ時期に入居したOLと交際寸前まで行きながら、なかなか先へ進めないもどかしい関係に陥った。それが視聴者の共感を呼び、番組開始以来の清純派カップルと話題を呼んだのですが……」

 ところが彼は、あっさり心変わりをしてしまう。

「7月にスレンダーな美女が加わると、彼はその女性と交際を開始。捨てられた格好のOLには視聴者の同情が寄せられる一方、番組や保田君のSNSには“チャラ男”“最低!”といった抗議が殺到したのです」

 もっとも、保田の交際は長くは続かず、10カ月後にはあっけなく破局している。

■難しい就職

 運動部記者によれば、保田が番組に応募した理由の背景には、ほとんどの代表選手が抱える経済的な問題があったという。

「これまで、13人の代表選手たちはプールの監視員や飲食店などのアルバイトで生活費や遠征費を稼いできました。保田も例外ではありませんが、彼は持ち前のルックスを生かして、自身を芸能プロに売り込んだ。番組の出演料がどのくらいかは分かりませんが、本人は“これで水球がメジャーになれば良いんだ”と笑っていましたね」

 金銭面では、保田の母・千香子さんも心配顔だ。

「水球はマイナーな競技なので、お金の面では苦労していると思います。代表に選ばれると、ひと月に2回は合宿があり、そうなると1週間から10日は仕事を休まなくてはなりません。また、海外で試合がある月はさらに2週間は必要なので、正社員としての就職がとても難しいんです」

 現在、保田は新潟県の大手製菓会社のチームに所属しているが、

「五輪出場が決まってから、毎月30万円ほど支給されるようになりました。本当にありがたいことです」

 最後に、スポーツライターの折山淑美氏の解説。

「保田はチームを引っ張る原動力です。日本は予選リーグで、強豪として知られるギリシャやブラジルと対戦する予定ですから、正直に言って決勝トーナメント進出は難しい。それでも、予選で1~2勝できれば“金星”と言えますよ」

 いまや保田はポセイドンジャパンの“顔”。7月20日には初の写真集『AQUA』を発売したばかりだが、彼の五輪での活躍と甘いマスクには、女性に限らずコアな男性ファンからも熱い視線が注がれることだろう。

「特集 秘されたドラマ! 汗と涙の『日の丸』アスリート」より