世耕官房副長官の妻、民進・林久美子が落選 今後は専業主婦に?

政治週刊新潮 2016年7月21日参院選増大号掲載

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民進党の林久美子氏

 今回の勝利を受け、連立政権を組む自公はさらに結束を強め、憲法改正を目指す構えだ。一方、亀裂が入るのではないかと懸念されているのは、自民党の世耕弘成官房副長官(53)と民進党の林久美子氏(43)の「夜の大連立」夫婦である。

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「最後のプライド」か、こぼれ落ちそうな涙を何とか留めようと何度も視線を上に向けていた林氏は、「落選会見」でこう述べた。

「政党関係者のみならず、市民の方、若い方、お母さんたち、いろんな方が参加してくださって、非常にいい選挙をさせていただいたと思っています」

 民進党関係者が嘆息する。

「岡田(克也)代表が3度も林さんの地元の滋賀入りをしたほか、枝野(幸男)幹事長や蓮舫代表代行といった知名度の高い幹部を林さんの応援に次々と投入したにも拘(かかわ)らず、自民党の候補との差を全く詰められなかった。林さんには“秘策”もあったんですが……」

 結果的に奏功しなかったその策とは、

「夫の世耕さんとの支援者の“シェア”です。彼女の6月21日付のツイッターでは、〈(男性実業家が)メッセージビデオを作って下さいました。ありがとうございます!頑張ります!!〉とつぶやかれている。その実業家は世耕さんの東京後援会長として知られた方でもあります。要は、自・民の“恩讐”を超え、彼女は夫の後援会長の支援まで受けるという手に出たわけです」(同)

 ただでさえ、2013年9月の結婚以来、官邸の機密情報が「寝物語」で夫から妻に抜けているのではと危惧されていたなかで、支援者まで「共有」する大胆な選挙運動を展開した林氏。彼女が敗戦の弁で述べた「いろんな方」の中には「シェア支援者」も入っていたのだろう。いずれにせよ、その甲斐もなく落選の憂き目に遭ってしまったのだった。他方、世耕氏は、

「6月22日に、政務担当の副長官として通算在任記録が史上最長に達し、安倍さんは来月以降に予定されている内閣改造に関して、『世耕くんは入閣かな』と漏らしている。奥さんとは対照的に順風満帆です」(自民党関係者)

 そこで落選直後の林氏に、これからは自分だけ昇り続ける夫を支える専業奥さまになるのか尋ねると、

「政治活動を続けるのかを含め、今後のことは決めていません。私の人生は私のものなので、夫とは無関係です」

「無関係」とは何とも物騒だが、落選を受けて世耕氏と連絡を取ったかどうかについても、

「ノーコメント」

「格差夫婦」に幸多からんことを願うばかりである。

「総力ワイド特集 景気悪化中なのに改憲勢力2/3! 国民が忘れられない『民主党政権』のトラウマ! 参院選 我ら凡俗の審判」より