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「そうか、もう君はいないのか」――残された夫の孤独感、妻への万感の想い
最近、とみに思うことのひとつは、長年連れ添った妻に先立たれたらどうしようか、という恐怖である。できれば妻より先に、と折りにふれそのことを口にすると、いや私のほうが先よと言われ、じゃあ一緒になんてお茶を濁して苦笑しているのだが、城山三郎さんの『そうか、もう君はいないのか』というタイトルを目にしたとき、鋭い一撃ともいえる痛みが胸に響いた。
後に残された夫の心を掬う、なんと簡潔にしてストレートな言葉だろう。最愛の伴侶を亡くした寂寥感、喪失感、孤独感とともに、亡き妻への万感の想いが凝縮されている。...
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鳩山由紀夫が弟の通夜で見せた光景…「これで本当に兄弟に戻れたんだな、と思いました」
棺に納められた弟の顔を、兄は15秒間に亘って凝視し続けた。通夜の席でのそのシーンは見る者の心を揺さぶり、様々な恩讐に彩られた兄弟の歴史を脳裏に蘇らせるものだった。
6月21日に逝去した鳩山邦夫氏(享年67)の通夜が行われたのは、翌22日。場所は東京・文京区の護国寺桂昌殿である。
「通夜の情報は一般には公開しませんでした。それでも、生前、邦夫さんと関係が深かった方、150人くらいが参列されました」(鳩山家の関係者)
焼香を終えた参列者が帰路についた後も桂昌殿に残っていたのは、親族と、ごく近しい関係者のみである。...
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