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中国に個人情報が流出する仕組み 官公庁のデータも筒抜けになる理由とは
2015年の9月末から10月の始めにかけ、公安調査庁・内閣情報調査室のエージェントとされる日本人が、中国国内で拘束される事件が起きた。現在も解放には至っていないが、彼らは中国入りした直後、情報収集活動もほぼ行っていない段階にも関わらず、公安当局に摘発されたという。
なぜ中国は、異例ともいえる早さでエージェントたちを特定できたのか。「新潮45」7月号掲載の「中国対日工作の最前線 官公庁データベースから中国に流出する個人情報」にて、ジャーナリストの時任兼作氏が中国の情報収集の実態を報告している。...
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日本版NSCは中国との開戦を決断するのか? 絶大な権力を持つNSCとは
昨年末に安倍晋三総理の肝いりで発足した国家安全保障会議(日本版NSC)。「会議」という言葉の響きからか、何となく「首相のためのシンクタンク」や「有識者委員会」のような組織をイメージしている人も多いことだろう。
しかし、実際にはもっとシビアな判断を迫られる組織だというのが外交・インテリジェンスの専門家の見方だ。元外務官僚で作家の佐藤優氏と作家・外交ジャーナリストの手嶋龍一氏は次のように指摘する。
「日本版NSCをひとことで言えば、究極の有事に遭遇して、日本が戦争に突き進むのか否かを決める機関といっていいでしょう」(佐藤氏)
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