麻央の病状を伏せながら…海老蔵が見せた演技に「肝が据わっていて、別格でした」

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6月9日に開かれた記者会見で〈各々が忍耐のいる、悲しんだ1年8カ月だったんじゃないですかね〉と回想

 市川海老蔵(38)が記者会見で、妻・小林麻央(33)の進行性乳がんを打ち明けたのは、去る6月9日のことである。診断から1年8カ月、すなわち600日が経過していた。

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 成田屋の関係者が明かすには、

「麻央の看病、4歳の長女・麗禾(れいか)ちゃんと3歳になる長男・勸玄(かんげん)くんの送迎や“お相手”などは麻央の母親と姉の麻耶が担当。逆に、海老蔵の仕事周辺のサポートは彼の母である希実子さんが受け持ってきました」

 姉の麻耶(36)は、テレビとラジオを合わせて5本のレギュラー番組を持つ売れっ子だった。それが、妹の深刻な病状に神経を磨り減らしたせいもあり、5月19日の生放送中に体調を崩し、救急車で都内の病院へ搬送。8月いっぱいまでの休養が決まっている。

「ここ最近、麻央はぐっと痩せてきていました。麻耶があの日に倒れたのも、海老蔵が1日に得度を発表したことも、病状がより悪い方へ進んでしまったからなのです」(同)

 麻央の病状について、慶応大医学部講師の林田哲氏は、

麗禾ちゃんと勸玄くんの送迎などは麻央の母親と姉の麻耶が担当

「根治が見込めるか否かで、乳がん治療の戦略は変わってきます」

 とし、こう説明する。

「根治を目指すためには手術が必要で、場合によっては、抗がん剤治療を追加で行なうのが現在の『標準治療』です。もっとも、その際の抗がん剤治療は長くても半年。一方で、根治の見込めない乳がんについては、抗がん剤治療の期間は決まっていません。QOL(生活の質)をなるべく保ちながら、5年、10年に亘って、薬剤による治療を続けている患者さんはいらっしゃいます」

 日本乳癌学会元理事長で、帝京大医学部附属新宿クリニックの池田正氏が会見内容に踏み込んで、

「海老蔵さんは、『進行性があり、深刻な状況で、手術は行なっておらず、人間ドックはきちんと受診していた』と仰っていましたね。そこから考えると、非常に足の速いがん、もしくは画像診断などで映りにくいがんが、進行した状態で発見されてしまった可能性があります」

 病気の発覚当時、勸玄くんは授乳期だったと推定される。

「いわゆる授乳期乳がんは非常に見つかりにくいのが特徴。授乳中は乳房内に血液がたくさん流れますので、血流に乗ってがんが全身に飛びやすいことが知られています」(同)

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