ツタンカーメンの謎の短剣は地球外から? 論文発表

国際週刊新潮 2016年6月16日号掲載

 その時代に存在しないはずの物質や技術が使用された遺物を「オーパーツ」という。Out Of Place Artifacts、の略である。

 1925年、考古学者ハワード・カーターはツタンカーメン王の右太腿付近に鉄製の短剣を発見した。だが、若きファラオがミイラとなったのは紀元前14世紀、エジプトで融点1538℃の鉄が使われるようになったのは紀元前8世紀頃――。

「その謎を解いたとイタリアとエジプトの研究者が国際隕石学会の専門誌に論文を発表しました。蛍光X線分析装置による非侵襲的検査で短剣の成分を調べたところ、10・8%と他の古代鉄器に較べてはるかに高濃度のニッケルを含み、コバルトも検出。

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