少女強姦で逮捕の鹿嶋市市議・高村典令 叔父は市長の七光議員

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《街頭演説をさせて頂いた時には、小学生高学年くらいの女の子が道端で花を摘んできたものを花束にして渡してくれました。(略)純粋な子供の想いをしっかりと受け止め、今後も精進していく所存であります》

 昨年の統一地方選に初当選した直後のブログでは、そんな殊勝な思いを綴っていた新人議員。だが、わずか半年後、その男は少女を強姦していたのである。

 4月24日、茨城県警に逮捕されたのは、鹿嶋市議会議員の高村典令(のりよし)(46)。昨年10月12日、当時、小学校高学年だった女児をラブホテルに連れ込み、性行為に及んだという強姦と児童買春・児童ポルノ法違反の容疑だ。社会部記者によれば、

「高村は、“ツイッター”で少女と接触し、携帯音楽端末のアイポッドタッチをあげるからと誘ったのです。少女の親が、買い与えてもいないものを持っていることに気づいたため発覚し、昨年から警察が捜査をしていました。高村は、“弁護士を通して話す”と認否すら語ろうとしませんが、警察は余罪も調べるつもりです」

 地元進学校から専修大学に進み、市議になる以前は、福祉施設に勤めていた高村。妻と小学生の子供がいるというから、我が子と変わらない年頃の子供を襲っていたことになる。そのくせ、議会では一端(いっぱし)気取りだったという。

 さる市議会議員の話。

「議会では、教育と福祉に関するテーマで、積極的に質問をしていましたね。今の政治も真剣に考えていたようで、有事法制が議論されていた頃は、酒の席で“憲法改正からするのが筋だ”と口にしていました」

 今となっては、何をか言わんや、だ。さらに続ける。

「一昨年、4期16年務めて勇退した内田俊郎前市長の甥にあたるため、選挙戦でも、その点をアピールしていました。地元では名士だというのに、議会の信用もあったものではない」

 七光りのお陰で新人にもかかわらず、9位当選した高村。家族だけでなく、地元にも顔向けできまい。

週刊新潮 2016年5月5・12日ゴールデンウイーク特大号掲載

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