「安田純平さん」を拘束する「ヌスラ戦線」指導者は医学部中退のカリスマ

国際週刊新潮 2016年3月31日号掲載

“残忍さはイスラム国よりマシ”と報じた新聞もあるが、ナメてかかるのは以ての外だ。何しろ、戦場ジャーナリスト・安田純平氏(42)を拘束したと伝えられる“ヌスラ戦線”は、泥沼の内戦が続くシリアにおいてアサド政権だけでなく、当のイスラム国にまで牙を剥く“過激派”である。人質の命運は、そのカリスマ指導者が握っているのだ。

 ***

〈いま、シリアです〉 

〈トルコの回線で連絡してるの?〉

〈はい、もうギリギリです〉

 昨年6月23日の深夜、安田氏は知人のジャーナリスト・常岡浩介氏とメッセージのやり取りをしたのを最後に音信を絶っていた。

...

記事全文を読む