白洲正子さんゆかりの「観音様」が上野「不忍池」に来たワケ

アート週刊新潮 2016年3月31日号掲載

〈私はえたいの知れぬ魅力にとりつかれてしまった〉――『近江山河抄』にそう記した白洲正子が、幾度も足を向けたのが、滋賀県の湖北地方である。

 現在の長浜市周辺にあたる一帯は“観音の里”と呼ばれ、奈良、平安時代の仏像を安置した小さなお堂が点在。約130の観音様たちを、集落の人々が戦火から大切に護ってきた。

 その中のひとつが3月21日、東京・上野にオープンした「びわ湖長浜 KANNON HOUSE」でお披露目された。長浜市の情報発信拠点として、不忍池のほとりに誕生した現代の“観音堂”。

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