退潮「イスラム国」を利する「トルコ」「クルド」対立

国際週刊新潮 2016年3月31日号掲載

 もはや“籠の中の鳥”の過激派組織「イスラム国」。60カ国以上から成る有志連合に、一部撤兵を表明しながらいまだ空爆を続けるロシア、地上部隊を支援するイランにクルド人部隊と全方位から囲まれた状態だ。

「強まる圧力にイスラム国はイラク国内の最大拠点モスルから兵を抜き、シリアの拠点ラッカに回しています。幹部やその家族、現金、装備品などもモスルから移動しているようです」(国際部記者)

 現代イスラム研究センターの宮田律所長も言う。

「イスラム国の支配地域は昨年初めと比較して22%減少したという数字もあります。

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