福島第一原発を視察した「田原総一朗」(2)“歯舞が言えなかった大臣、あれが原子力委員会を仕切っているんですよ”
福島第一原発の事故から5年が経とうという2016年の3月1日、ジャーナリストの田原総一郎氏(81)が初めて現地を訪れた。同行するのは、澤田哲生・東京工業大学助教授(原子核工学)と、出迎えた増田尚宏氏(東京電力・福島第一廃炉カンパニープレジデント)。前回はバスで視察を行った後、福島第一の小野明所長と対面した。
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事故収束の前線基地・Jヴィレッジに戻ると、東京電力副社長で福島復興本社代表の石崎芳行氏も加わり、意見を交換した。
【澤田】 田原さん、今日1日ご覧になって、全体的な印象と、これから何をやらないといけないと思われたか、伺ってよろしいですか。...
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