法廷に異例の証拠提出「Nシステム」とは何か?

社会週刊新潮 2016年3月17日号掲載

 2005年12月に起きた、栃木県今市市(現・日光市)の小学1年女児殺害事件。その裁判員裁判で3月1日、検察側がある証拠を提出した。被告が栃木県鹿沼市の自宅と遺体遺棄現場を往復した時の記録である。

「それは“Nシステム”のものでした。栃木県内の3カ所で計5回、被告の車が通過した記録を、“客観的証拠”として出したのです。これは極めて異例のことでした」(社会部記者)

 Nシステム――自動車ナンバー自動読取装置とは、警察庁が1986年から整備を始めた、通行車両のナンバーを自動的に読み取るものだ。

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