「キャッシーにはめられた」と語っていた「佐良直美」のレズ騒動

芸能週刊新潮 2016年2月25日号掲載

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 芸能人はイメージを売る職業だから、そのイメージに反したスキャンダルが発覚するやいなや、一気に仕事を失いかねない。最近は不倫騒動で休業に追い込まれたベッキー、昔ならレズ騒動の佐良直美である。

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佐良直美さん

 いや、当時の佐良はベッキーなど比でないほどのスターだった。1967年のデビュー曲、「世界は二人のために」がミリオンヒットになり、2年後にはレコード大賞を受賞。紅白歌合戦に13年続けて出て、うち5回は紅組の司会を務めた。

 そんな彼女の運命は、80年5月19日、大きく変わった。テレビ朝日系『アフタヌーンショー』で、タレントのキャッシーが佐良とのレズ生活を赤裸々に告白したのだ。佐良と「別れさせられた」と主張するキャッシーが、芸能レポーターの故梨元勝氏に訴えたのがきっかけで、その後、梨元氏は2人の官能の日々を「週刊現代」誌上に綴った。

 佐良はこの年から紅白に出場できず、テレビ出演は激減。87年には芸能界を去ることになる。71歳になった佐良にレズ騒動についてあらためて尋ねると、

「あれについては、今でもよくわからないんです。もちろん事実無根ですよ。キャッシーがなぜあんなことを言いはじめたのかわからないし、不思議なことに巻き込まれちゃったな、と思っています。(キャッシーが公開した佐良からの)ラブレターも、わけがわからなかったです」

 だが、聞く側はなおさらわからない。佐良の友人に振り返ってもらう。

「『アフタヌーンショー』以来、佐良さんはマスコミに追われ、かくまう意味もあって、私は一時、行動を共にしました。彼女は精神的に参っていたので、レズ騒動についてストレートには聞けなかったけど、“キャッシーにはめられた”と言っていましたね」

 この友人に、もう少し遡って話してもらおう。

「佐良さんは当時、世田谷区のご実家に住んでいましたが、大変な豪邸で、友だちを大勢招いては頻繁にホームパーティを開いていて、キャッシーもその流れで親しくなったはず。実際、彼女は佐良家によく泊まっていましたから。で、レズ騒動が起こると、佐良さんのお母さんと叔母さんは“3000万円払わなければレズをばらす、とキャッシーに脅された”と言っていた。ああいう形で露見したということは、佐良さん側がキャッシーの要求に従わなかったのでしょう」

■未知の世界を覗いた?

 では、本当のところ、佐良とキャッシーの関係はどうだったのか。

「佐良さんが本物のレズとは思いません。彼女は育ちがよく、よく言えばお人好しで、悪く言えば世間知らず。レズという未知の世界に誘われて、ついて行ってしまったのではないでしょうか。第一、キャッシーだって当時、男漁りが激しいことで有名で、事実、騒動後に男性プロレスラーと結婚しているんですから」

 佐良の別の知人も、

「彼女は新宿2丁目に入り浸っていた、みたいな話はまったくない。レズっ気がないのに、何かの間違いでちょっとそうしてしまったのではないか」

 という見解だ。この知人に佐良の近況を聞くと、

「最近、お母さんを亡くし、今は那須で叔母さんと暮らしている。一昨年からBS日テレ『わんニャン倶楽部』に、ご意見番としてレギュラー出演しています」

 あらためて佐良に聞く。

「現在の私の本業は犬猫のしつけ教室。ディレクターにどうしてもと頼まれ、出演はイヤなんですが、犬猫のしつけの啓蒙運動だと割り切って頑張っています」

 しばらく前、子宮がんを患った。お腹に猫が乗ったとき痛かったので、病院に行くと見つかったという。芸能界から離れて犬猫と暮らしたからこそ長生きできる、かもしれない。

「60周年特別ワイド 『十干十二支』一巡りの目撃者」より