ツバ迫り合い「鈴木宗男」と「中川郁子」の関ヶ原

政治週刊新潮 2016年2月25日号掲載

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「郁子(ゆうこ)さんに同情してもらう必要なんて、ないんですからね!」

 2月11日夜、北海道札幌市内のホテルで、新党大地のパーティーが開かれていた。鈴木宗男代表(68)がせっせとテーブルを回って、支援者にビールを注いでいく。すると、彼の口から、冒頭の一言が零(こぼ)れ落ちた。「郁子さん」とは、自民党の中川郁子代議士(57)のこと。この2人、火花を散らし合っているのだ。

火花を散らし合う2人

「宗男さんは目下、4月に行われる北海道5区の補選での協力を足掛かりに、娘の貴子さんを民主から自民へと移籍させようとしています。が、これに心穏やかでないのが、郁子さん」

 とは、地元紙記者。

「貴子さんの選挙区は釧路を中心とする北海道7区ですが、出身地は郁子さんの地盤である北海道11区の帯広。7区には強い自民候補がいる一方、郁子さんは門博文代議士との“不倫路チュー騒動”で有権者の支持を失った。それで、自分の選挙区を貴子さんに奪われるのではないかと、疑心暗鬼になっているんです」

 先制攻撃をしたのは、郁子氏の方だった。

「2月4日、党から北海道選出の国会議員に、補選での新党大地との協力について説明があったんです。すると郁子さんが、“貴子さんは民主党に残りたがっていると聞いている。お父さんに振り回されて可哀想”などと、否定的な発言をした」(道連関係者)

 この時の様子を伝え聞いた宗男氏の反撃が、先の発言というわけだ。

「宗男さんは、貴子さんを郁子さんの選挙区から出すのも一つの手と考えている。パーティーでは、宮崎謙介さんの不倫騒動にも触れ、“こういうことがあると、過去に不倫した人の話も蒸し返されますよね。中川郁子さんとか!”とも言っていました」(先の記者)

 郁子氏の反撃や如何に。