科学誌「Nature」からの“物言い”も 「切らずに治す」の真実 〈がんになればすがりたくなる「先端医療・先進医療・民間療法」のワナ(3)〉

ライフ 2016年2月11日号掲載

 セカンドオピニオン外来を中心とする「東京オンコロジークリニック」代表である大場大氏が、がん治療に潜む大小のワナを指摘する。これまで、医学的根拠に欠けた「先端医療」、いい加減な容量を投与する「エセ免疫療法」を行うクリニックの例を紹介してきたが、巷間持て囃される「先進医療」にもまた、注意が必要であるという。

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 では、「先進医療」に目を転じましょう。これは行政上で認められている用語で、保険診療との併用が可能とされていますが、費用は自己負担です。もっとも、現段階では「安全かつ有効」であることが十分に確立されていない、暫定的な治療のことを指します。

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