イラン大統領がお披露目した「8000万人市場」の陥し穴

国際週刊新潮 2016年2月11日号掲載

 東はインド、西はリビアまで支配した古(いにしえ)の世界帝国アケメネス朝ペルシア。大王キュロスはイラン建国の祖と呼ばれるが、彼に国を滅ぼされたある王は、火刑に臨んで大王にこう答えた。

「平和より戦争をえらぶほど無分別な人間がどこにいるだろうか」

 昨年、国連安保理常任理事国にドイツを加えた6カ国と歴史的な核合意に到ったイラン。核兵器開発中止を受けて各国の経済制裁が解除される中、ロウハニ大統領は1月25日からイタリア、フランスなどを歴訪、“爆買い”で世界を驚かせた。

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